LINE Fukuoka設立7周年。 「福岡発・全国」を生み出すLINE流“地方拠点”、7年の歩み

社員数6倍、組織数14倍、企画~運営まで一貫してサービス提供を担える体制に。
LINEの国内第二拠点は8年目、「福岡発・世界」を目指す

LINE Fukuoka株式会社(本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役社長:落合 紀貴、以下LINE Fukuoka)は、2020年11月18日、設立7周年を迎えましたのでお知らせいたします。

LINE Fukuokaは2013年11月18日、「福岡の皆さまとLINEを育んでいくことを通して、このまちを豊かにしていきたい」という想いと、以下二つのミッションを持ち、LINEの国内第二拠点として誕生いたしました。
1)BCP観点:事業の東京一極集中によるリスク回避、事業拡大による人材確保
2)サービス観点:市民・自治体・事業者との距離の近さを活かしたLINEサービスの成長促進

LINEおよび関連サービスの成長とともに、LINE Fukuokaが持つ機能・担う役割は日々変化しています。主に「サービス運営」「技術」を担う拠点としてスタートした後「デザイン」「企画・マーケティング」「コーポレート」機能が加わり、サービスの企画から運営まで一気通貫で担うことができる拠点へと進化してまいりました。これにより首都圏の緊急事態においても、ライフインフラとしてのLINEサービスを継続提供できる体制を強固なものにしています。
設立当初の14倍に拡大した組織の中では、世界中から集まった1000名を超える社員が、グローバルトップレベルの価値を創造すべく挑戦を続けています。

また、福岡のまちをLINEの技術を用いて豊かにし新しい価値を創出するために、市民・自治体・企業の皆さまと“共創”して取り組んでいる「LINE SMART CITY FOR FUKUOKA」においては、その主な取り組みである「福岡市LINE公式アカウント」の登録数が174万人を超えるなど、多くの福岡市民の暮らしの支えとなっています。日本全国の行政DXの推進を目的に、「福岡市LINE公式アカウント」の開発知見を共通の課題を持つ自治体にも広げていくため、無償でソースコードを提供する取り組み「LINE SMART CITY GovTechプログラム(※)」の全国展開もスタートさせました。
https://smartcity.lycomm.co.jp/ja/project/smartcityproject/govtech

福岡からLINEのサービスを支えるとともに、地元に根差し、まちの皆さまと共にサービスを生み育てたいというLINE流“地方拠点”の在り方の中で、LINE FukuokaはLINEの国内第二拠点として7年間歩んでまいりました。これまで支えてくださったユーザーの皆さま、自治体・企業の皆さまに感謝いたします。

今後、LINEグループは、Zホールディングス株式会社と統合し、日本・アジアから世界をリードするAIテックカンパニーを目指します。その中でLINE Fukuokaは、8年目を迎えるにあたり、福岡からLINEのサービス成長を支え、育てていくと同時に、福岡の皆さまと共に「福岡発・世界」へと羽ばたくサービスを生み出すべく、挑戦を続けてまいります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

<LINE Fukuoka株式会社 代表取締役社長 落合 紀貴コメント>
本日7周年を迎えることができましたのも、ユーザーの皆さまや行政・パートナー企業の方々など、支えてくださった皆さまのおかげです。心から感謝申し上げます。
2013年にLINE FukuokaはLINEサービスを支えるために立ち上がりました。当時新しい会社を認めて頂けるか不安もありましたが、LINEの組織を福岡につくるからには、地元の皆さまに愛され、認めて頂ける拠点にしようという強い覚悟がありました。この想いは今も変わりません。7年の歩みの中で福岡に会社があるからこそ実現できた挑戦がいくつもございます。これからも、ここ福岡から、このまちの皆さまと一緒に世界に挑戦してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします 。

<LINE株式会社 代表取締役社長 出澤 剛コメント>
本日、LINE Fukuokaが7周年を迎えることができました。LINE FukuokaはLINEの国内第二拠点として、LINEサービスの成長を東京と2トップ体制で促進していく存在になることを期待し、設立しました。7年をかけて、一歩ずつ期待していた姿に近づきつつあります。支えてくださったユーザーの皆さま、関係者の皆さまに感謝申し上げます。これからもよろしくお願いいたします。

■LINE Fukuoka各機能の7年とこれからを、コーポレートサイト上のブログに公開しています。 併せてご覧ください。

http://lin.ee/eR12dsl/prmt

【LINE Fukuoka7年の歩み】
1)組織の変遷
・社員数推移 設立当初180名→1074名(6倍)(*1)

(*1)2020年1月時点

・組織数推移 設立当初18組織→259組織(14倍)(*2)
設立当初「サービス運営」と一部「技術」の機能を担っていたLINE Fukuokaは、
現在「サービス運営」「技術」「デザイン」「企画・マーケティング」「コーポレート」と5つの機能を揃えています。

(*2)2020年11月時点

2)社員属性
・UIターン社員比率 45%(うち、Iターン18%)
入社前から九州に在住していた方のみならず、日本中・世界から「福岡から挑戦したい」と意志を持って社員が集まっています。
参考:UIターンインタビュー
https://blog.lycomm.co.jp/tag/%23UI%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3


・外国籍社員比率 11%(*3)
韓国、台湾、タイ、インドネシアなどアジア圏をはじめ、アメリカ、ペルー、イギリス、フランス、オランダ、 オーストラリアなど24ヶ国(*4)から社員が集まり、多様性に富んだ環境です。
参考:外国籍社員向けのサポート
https://blog.lycomm.co.jp/archives/81393197_culture_welfare_corporate_interview.html

(*3)(*4)2020年1月時点

3)受賞歴
・2018年2月   福岡市LINE公式アカウント「ICT地域活性化大賞2017」奨励賞受賞 (主催:総務省)
・2019年6月  「地元で輝く、いま最も働きたい企業 2019 福岡版」1位(主催:ランスタッド株式会社) 
・2020年11月 福岡市LINE公式アカウント「2020年度グッドデザイン賞」受賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)

4)地域における取り組み
①オープニング
・2014年4月 福岡市役所西側ふれあい広場にてオープニングイベント
・2014年5月 設立CM「LINE Fukuoka、はじまる」放映
・2014年5月 アクロス福岡にて大規模採用会社説明会開催
・2014年9月 賑わい交流空間(博多駅前広場)にてファンミーティング

「LINE Fukuoka、はじまる」その1通のメッセージから48時間後には福岡のLINEユーザー約1000名の方に集まっていただいた「オープニングイベント」にて、LINE Fukuokaの本格稼働を発表。
翌月、2日間で約1000名の方に参加いただいた大規模採用会社説明会も開催。その後約半年で200名を超える仲間がLINE Fukuokaに加わりました。9月には「ファンミーティング」を開催、約2000名が参加。設立後の順調な歩みに感謝の気持ちをお伝えしました。

②次世代育成
・2015年  九州工業大学「クリエイティブ人材育成講座」で講義
・2015年  GooDay主催「GooDay Presents FUKUOKA WORKSHOP FESTIVAL」参画
・2016年  岩田屋主催「天神おしごと学校」参画
・2017年  ゲーム業界を目指す学生向け自社イベント実施
・2019年  九州大学大学院「未来の福岡の運動会」協賛
・2019年  九州大学「キャンパス内の不便を解決する」テーマにハッカソン実施
・2019年~ 大学生向けSmart City Fukuoka Meetup実施
・2020年  九州大学 QREC講座にて講義

充実した教育機関の中、西日本中から多くの若者が集まる福岡。そんな次世代を担う学生へ向けて、LINE Fukuokaがテクノロジーやクリエイティブ、企画・マーケティングの分野で還元できることを考え、実行しています。

③福岡マラソン
2017年からOFFICIAL COMMUNICATION PARTNERを務めています。LINEが持つ「技術」で、ランナー、ボランティア、沿道応援者など、このイベントに関わる方々のコミュニケーションを円滑にし、ランナーの「走る楽しみ」はもちろん、福岡マラソンが大切にしている「応援する楽しみ」「支える楽しみや、やりがい」がより大きくなるよう、様々な施策をおこなっています。
参考:大会レポート
・2017年 https://blog.lycomm.co.jp/archives/73156569.html
・2018年 https://blog.lycomm.co.jp/archives/77514709.html
・2019年 https://blog.lycomm.co.jp/archives/80580421.html
・2020年は来年に向けて「#福岡マラソンつなぐプロジェクト」を実施しています
https://lycomm.co.jp/ja/pr/news/2020/110615

④スタートアップ支援
豊かな未来を創造するアイデアを持ったスタートアップを支援する、福岡市の官民共働型施設「Fukuoka Growth Next」のスポンサーを2019年から務め、エンジニア勉強会の実施や、トークイベントに参加するなどスタートアップマインドを応援しています。
参考:「Beyond Coronavirus 福岡から世界を変える Cheer up!スタートアップ!!」登壇
https://blog.lycomm.co.jp/archives/20200708_culture_management_report.html

⑤LINE SMART CITY
福岡市をはじめとする自治体および民間企業・団体の皆さまと共業し、未来志向のまちづくり(スマートシティ) に取り組んできました。「市民生活における課題」を起点に、「市民が主体的に関われる、サスティナブルな解決の仕組みをつくること」を重視した「市民参加型スマートシティ」の実現を目指しています。
参考:LINE SMART CITY FOR FUKUOKA公式HP
https://smartcity.lycomm.co.jp/

<福岡市との取り組み>
2016年情報発信強化に関する連携協定、2018年地域共働事業に関する包括連携協定締結。LINEを活用し、暮らしを支える機能を提供しています。2017年に開設した「福岡市LINE公式アカウント」は現在友だち数174万人、各カテゴリ登録数に関しては、防災関連(11.8万人)、ごみの日関連(8.1万人)、学校関連(4.8万人)と、多くの市民の皆さまにご利用いたただいております(2020年10月時点)。また「福岡市LINE公式アカウント」の開発知見を共通の課題を持つ自治体にも広げていくため、横展開できる仕組み「LINE SMART CITY GovTechプログラム」を構築し、2020年10月から全国展開をスタートさせています。

<民間企業との取り組み>
LINEを通して市民の暮らしがより便利で豊かなものになるよう、民間企業・団体との共業も加速しています。
直近の共業事例は以下の通りです。
・商業施設のフードコートで密を避けるLINEで注文・決算サービス「木の葉・LINEオーダー」リリース
https://lycomm.co.jp/ja/pr/news/2020/051810
・西鉄電車・バスの混雑状況をLINE公式アカウントで発信
https://lycomm.co.jp/ja/pr/news/2020/051915
・福岡銀行 各店舗の混雑状況をLINE公式アカウントで発信
https://lycomm.co.jp/ja/pr/news/2020/061110

2020年10月には福岡を代表する異業種9社、そして福岡市をオブザーバーに迎え、共同事業体「Fukuoka Smart City Community」を発足しました。この共同事業体を通して、福岡市を、市民・自治体・企業の枠組みに捉われず、解決したい人・解決できる人が互いに協力し合って速やかに問題解決する、”日本で最も課題解決が早い街=スマートシティ”へと変化させ、「100年先でも、選ばれるまち、Fukuoka」を目指しています。
参考:「Fukuoka Smart City Community」発足について
https://lycomm.co.jp/ja/pr/news/2020/101413

■会社概要
社名    :LINE Fukuoka株式会社
本社所在地 :福岡県福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル12F
代表者   :代表取締役社長 落合 紀貴
資本金   :490百万円 (2018年1月時点)
設立日   :2013年11月18日
主な事業内容:LINEおよび関連サービスの開発・クリエイティブ・運営・事業企画など