福岡市LINE公式アカウント、2020年度グッドデザイン賞受賞

市民の自発的なまちづくり参加を育んだコミュニケーションデザインが高評価 「市民参加型スマートシティ」を後押しする、友だち数170万人のコミュニケーションインフラ

LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)、福岡を拠点とする子会社のLINE Fukuoka株式会社(本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役社長:落合 紀貴、以下LINE Fukuoka)は、「福岡市LINE公式アカウント」が2020年度グッドデザイン賞を受賞いたしましたので、お知らせいたします。
福岡市LINE公式アカウントを通して、市民の自発的なまちづくりへの参加を育むコミュニケーションをデザインした点が高い評価をいただきました。

福岡市LINE公式アカウント(LINE ID:@fukuokacity)は、LINEと福岡市の間で締結した「情報発信強化に関する連携協定」に基づいて、2017年4月25日開設。あらかじめ受け取りたい情報種別や居住エリアなどを設定しておくことで、自分に必要な情報だけを選んで受け取ることができる福岡市の公式アカウントとしてスタートしました。
現在はさらにチャットボットや位置情報の送信機能を採用。平常時から災害に備えた「防災情報」、災害時には避難情報を大切な人と共有できる「避難行動支援」、道路や公園の損傷を見つけた人が市に知らせる「道路公園等通報」、“乾電池”などごみの種類を打ち込むとボットが分別方法を教えてくれる「ごみ分別案内」、児童手当の受け取り方や近くの「赤ちゃんの駅(授乳室等)」がすぐに検索できる「子育て案内機能」、給食のアレルギー情報を通知する「あんしん給食管理」など、生活に密着したサービスを提供しています。
市民がLINEで簡単な操作をするだけで、そのとき知りたい情報にスムーズにアクセスし、便利で豊かな生活づくり、まちづくりに自ら参加することができる「市民参加型アカウント」で、現在の友だち数は約170万人となっています。

■グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
私たちの暮らしは多種多様な状況から成り、疑問や必要な情報、困りごとも様々ある。この福岡市LINE公式アカウントでは市民一人ひとりが必要としている情報をわかりやすく発信できることが目指されており、緊急度や重要度の高い情報はもちろんのこと、自治体情報をきめ細やかに提供しようとする配慮にも満ちたものとなっている。市民の支持を得ており、人々と行政とのコミュニケーションツールとしての機能を果たしている。公共の場の不具合を募るしくみも活用されており、災害に対する意識の喚起にもつながっているなど、市民が自発的にまちづくりに関わろうとする状況が育まれている点も評価する。

■グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/51223

■グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN SHOW 2020」に展示
特設サイトで開催される、最新のグッドデザイン全体が集まる受賞イベント「GOOD DESIGN SHOW 2020」において、福岡市LINE公式アカウントが紹介されます。

GOOD DESIGN SHOW 2020-
会期:10月1日(木)~11月30日(月) 
会場:特設ウェブサイト(http://promo.g-mark.org/

■グッドデザイン賞とは
1957 年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「G マーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。 http://www.g-mark.org/

LINEグループはこれからも、福岡市LINE公式アカウントなどの事業を通じて、先端技術と市民のアクションにより進化するまち「市民参加型スマートシティ」を実現するため、取り組みを加速させて参ります。