社員インタビュー

開発

LINEサービスの品質向上を担うQA

LINEと共に成長する

これまでのキャリアと入社のきっかけを教えてください。

東京でネットワークエンジニアとして、大手キャリアグループ会社のネットワークやサーバの環境構築、パフォーマンステスト、保守運用などに携わってきました。東日本大震災をきっかけにUターンを決心、普段から興味を持っていたWebサービス業界への転向希望からソーシャルゲーム会社に転職しました。WebQAとして品質保証活動を経験していく中で、ゲームに限らずより多くのユーザーに愛されるサービスのQAに携わりたいと思うようになりました。そういう意味で多様なサービス、圧倒的なユーザー数と認知度を誇るLINEサービスのQAエンジニアポジションは最高の選択肢でした。また、私がLINE Fukuokaに入社した2015年にはLINEサービスが急速に拡大していたタイミングで、急成長していく組織が持つ課題や成長施策にも積極的に参画できるチャンスも多い状況でした。そこに飛び込んで自分がどこまで成長できて、組織にどのような貢献ができるのか試してみたいという思いも重なり、迷うことなく入社を決意しました。

領域にとらわれず多様なLINEサービスの品質を保証する

QAエンジニアについて教えてください。

QA=バグを見つけるテスト業務と認識されがちですが、プロジェクトやプロダクトの品質についてありとあらゆるアドバイスや情報提供を行う役割を担っていて、テストはその情報提供のための活動の一環です。要件がユーザーのニーズを満たしているか、仕様書に矛盾や曖昧さなどはないか、暗黙知が暗黙知のままになっていないかなどを確認して取り除くことで、後々の欠陥に繋がるようなリスクを早期除去・未然防止するのがQAエンジニアの役割です。

役割を全うするには、テストの設計・分析などのテストエンジニアリングスキルはもちろんテスト計画や見積り、進捗管理などのプロジェクトマネジメントスキルが必要です。また、ソフトウェアの仕組みや開発関連の知識、サービスやプロダクトの内容についての理解なども求められます。色々と求められるスキルについて述べていますが、要はサービスやプロダクト全体像を見つつもディテールなところを見逃さない力が必要とされるということです。

QA室について教えてください。

QA室では一般的なソフトウェア開発ライフサイクルでいう、テスト部分の工程全般を担っています。世に出ているLINEサービスの大半はリリース前にQAを通ります。流れとしては、まず、QAが品質保証活動を通して、対象のプロダクトが機能要件を十分に満たしているかどうかの判断情報を収集・検証し、まとめます。その情報をもとにプロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャーが最終的なリリース可否を判断するという流れです。

東京・韓国・台湾・ベトナム拠点にもQA組織がありますが、LINE FukuokaのQA組織はグループの中でも一番組織規模が大きく、100以上あるプロジェクトのうち約半数のプロジェクトを担当しています。また、受け持つサービスやプロダクトのドメインの幅広さは他ではなかなか経験できない広さです。最近担当しているプロダクトの例を挙げてみると、

・エンターテイメント:LINEマンガ、LINE MUSIC、LINE LIVE など
・ポータル: LINE BLOG、livedoorニュース、LINEギフトなど
・マーケティングソリューション:LINE広告など
・O2O:LINEトラベルjp、 LINEデリマ、LINEポケオなど
・Fintech:BITMAXなど
・AI:LINE CLOVA、LINEカーナビ、LINE AiCallなど

があります。これほど多様なサービスやプロダクトを一企業、一部署の中で経験できるということはLINE FukuokaのQA組織ならではの魅力であり、強みと言えます。

ミッションはユーザーが安心して快適に楽しめるサービスの提供

仕事を通してのやりがいや面白みを教えてください。

QAエンジニアは企画者や開発エンジニアと近距離に居ながらも、サービスが届く一歩手前ということでユーザーとの距離も近いです。企画者や開発エンジニアの想いをそのまま、可能な限り早くユーザーに届けられるようサポートするとともに、ユーザーには安心・安全で使い勝手の良いサービスを提供するという、ハブ役としての役割はこの仕事の大きな魅力の一つです。 加えて、多岐にわたるサービス領域に、かつそれがグローバルで展開されている自社サービスに携われるということはLINE FukuokaのQAエンジニアだからこそ経験できることだと思います。たとえば、LINEのユーザーであれば誰もが使っているスタンプは私たちLINE FukuokaのQA室で担当しています。ステークホルダーが東京や韓国など世界各国・複数の拠点にいるため、各拠点と連携を取りながらプロジェクトを進めていくことは大変ですが、世界で通用するサービスを支えているという責任感とプライドを持っています。また、スタンプと深く関わる「LINE STORE」と「LINE Creators Market」は、拠点間だけでなくサービス間の横断的な連携も取りながらQAを進めているのでLINEサービス全体の品質向上を支えているという実感をさらに持つことができます。

今後の展望を教えてください

幸いなことにLINEグループではサービスやプロダクトの品質におけるQAの重要性やQAエンジニアの役割についての理解が高まってきています。そのため、一定の組織的独立性は保ちながらも企画者や開発エンジニアとの距離も徐々に縮めながらプロジェクトを進められています。開発手法によっては、要件定義のフェーズで品質観点でのサポートやユーザー目線での提案をおこなうなど上流工程から関わっているプロジェクトもあります。

一方で、技術の高度化/複雑化やユーザーニーズの多様化/高速化が進む中、テストフェーズがリリースサイクルのボトルネックになっているという指摘もあります。この課題を解決していくには品質についての考え方や開発工程におけるテスト活動の仕組みを変えていく必要があると思っています。プロジェクトに携わるメンバー全員がきちんと品質を意識し、工程ごとの品質リスクとその対策をしっかりおこなうことが最も大事です。そして、QAが品質マネジメントの中心となりワンチームとして、テスト工程以外の活動領域も広げながらテスト活動を分散・実行できる仕組みを作ることです。このような組織と仕組みの確立と浸透のために、最近QA組織体制の整備と構造改革のための取り組みをいくつか始めました。また、社内での取り組み以外にも、QA/テストという職種の認知度向上や業界振興のために、業界のコミュニティ活動やカンファレンス活動などをより積極的に関わっていこうとしています。こうしてユーザーのみなさんに楽しい、心地よいサービスを提供していきながら、QA/テスト業界の成長に貢献できる組織を目指していきたいと思っています。